龍馬が愛した「望龍碗」 |
中身は、こんなかんじです。陶器の器に入った鯨カツ弁当なんです。
鯨のカツ、竜田揚げ、そぼろが入っていました。鯨肉って、私が子供の頃は、普通に食卓に上っていましたが、今は手に入りにくくなりましたね。小学生のときは、鯨の竜田揚げなんて、給食の定番メニューでしたけどね。そんな懐かしさもあって、夫も鯨カツに大喜びでした。
鯨肉も美味しかったのですが、実は、この器が特別なものでして…。坂本龍馬が愛用していた蓋付きの飯碗を、復元したものなんです。現在、この「望龍碗」は下関市の長府博物館に収蔵されており、それを、長崎の波佐見焼の窯元が復元し、長崎の4代続く鯨専門店が弁当として販売したものです。
こちらのasahi.comの記事に詳しく掲載されています。
京王百貨店の駅弁大会に合わせて企画された限定品で、長崎駅でも1日限定3個しか販売されないという弁当です。長崎のお店なのに、長崎で買うより、東京での方が手に入りやすいなんて、驚きです。(*o*)
これをテレビで見たときに、すごく惹かれてしまって…。波佐見焼といえば、全国的に有名な有田焼のすぐ近くなんですが、生き残りを掛けて、良い品をたくさん生み出して頑張っている産地です。実用的な器にファンが多い白山陶器も波佐見焼なんですよね。そんなところにも惹かれて、手に取ってみたくなりました。
そして、本物の「望龍碗」が収蔵されている博物館は、私もちょっとゆかりのある博物館でして…。今度帰省したときには、博物館で本物をじっくり眺めて、複製品と比べてみる楽しさもあるな~と思いました。
そんな理屈はともかく、器自体が、なかなか良いものでしょう?龍馬はこの器が特に気に入っていて、欠けても焼継ぎをして、大事に大事に使っていたそうです。
蓋付きの器は一つも持っていなくて、常々気に入ったものが買えたらといいな~と思っていたので、まさにこれは理想の形です。
この流れるような龍の絵を再現するのに苦心したそうです。
龍馬が「亀山社中」を設立した場所は、幻の「亀山焼」の窯跡だったそうです。高台の中に「亀山製」と銘が入っています。
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」にあやかっての企画でしょうが、これはとても気に入りました。
お値段のことを言うと、普通の折り詰めの鯨カツ弁当が1050円なのを考えても、陶器入りで2100円は、かなりお得です。博物館のレプリカって言うだけでも、付加価値が付いて、本来ならもっと高く売れるはずです。(ミュージアムショップで売られているレプリカ、なかなかのお値段ですよね…。)器を作った波佐見焼の窯元も、これは波佐見焼の伝説を作るべく、採算度外視なんだそうです。素晴らしい企画…☆
買ってきた翌日、さっそく、いくら丼に使ってみましたよ~。
龍馬の気分で、楽しめそうです。o(^-^)o
※このチャンスを逃したら、当面販売の予定は無いそうなので、気になった方は、お急ぎください。京王百貨店の駅弁大会は19日まで開催中です。確実に手に入れたい方は、開店と同時に並ばれることをおすすめします。
NHKの「龍馬伝」も面白いですね。毎週楽しみに見ています。
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